活動するキャラ!サンプル
オリジナルキャラクターで、みんなの心をつなぎます!
私たちの想い
わかりやすくカンタンに!
オリジナルキャラクターコミュニケーションについて
オリジナルキャラクターの力
text by 五野マサヒロ
オリジナル キャラクター コミュニケーションの力に気づき始めるキッカケになったエピソードがあります。それは1997年頃、ある歯科医院のロゴをキャラクターにしたときのことです。その医院の院長が「この名刺すごく評判が良くて、みんなにかわいいかわいいって言われるんです。」とうれしそうに話してくれました。

依頼されたときには、創業間もない医院の想いを、どうしたら地域の人たちに届けられるか悩みました。悩んだ末地域の歴史をバックストーリーにしたキャラクターロゴを用いて、先生のビジョンを表現しました。このときに絵柄やアイコンとしてのキャラクターではなく、医院を語れる世界観としてのキャラクターがとても大切だと思いました。今ではこの医院のすべての支店が同じキャラクターロゴで統一されています。
その後、企業のオリジナルキャラクターの仕事を行いました。プロジェクトが進んで行くにつれ、オリジナルキャラクターのさらなるコミュニケーション力に気づきました。時代は男性社会から、女性の社会進出が当たり前になったときでしたので、企業はその人たちとコミュニケーションがとれる具体的なシンボルを必要としていました。

ロゴは企業の権威を表現することに向いていますが、親しみやすさは少し苦手です。親しみやすさを伝えることは、キャラクターのほうが優れています。そのロゴをサポートする役目として、オリジナルキャラクターを創りました。このときに学んだことは、企業の「ぬくもり」を伝えるにはオリジナルキャラクターは強い味方になるということです。
世界観をつくる
世界観の力
企業のキャラクターを作成したすぐあとに、飲食店のプロデュースの依頼がありました。競争の激しい飲食の世界で生き残るにはどうすれば良いか、さらなる悩みです。企業のキャラクターを作成したところだったので、オリジナルキャラクターコミュニケーションの実力はわかっていました。そこでオリジナルキャラクターで、このお店の付加価値を伝える提案をしました。そのときの提案の概要は「おなかも満たし、心も満たすお店」というテーマでした。

チームが発足しプロジェクトが始まってからのことです。
コンセプトやビジョンを文章で表現しました。「このプロジェクトのコンセプト・・・・・第一は、第二は、・・・・」など、箇条書きで書いたのですが、若い人たちの顔はぱっとしません。私はこのときに大失敗に気づきました。彼らには、まったくコンセプトは伝わってなかったのです。
この後、堅い文章だけではなかなか全体のイメージは伝わらなかった失敗を元に、解りやすく絵とストーリーで置き換えコンセプトに沿った世界観を創ることにしました。置き換えた後はみんなでプロジェクトの本質を共有することができました。

ここで学んだことは、スタッフがお店の世界観とストーリーを理解してはじめて、お店に来るお客さまにその楽しさを伝えることができるということです。私自身もそれを実感した出来事でした。
もう一つの大失敗があります。広告業界で当たり前のように使っていたマーケテイング用語は、業界の違う飲食の方にとって意味不明の専門用語だったのです。チームの中には20代前半の若いメンバーも加わってました。プロジェクトも中盤になり、みんなが打ち解け出してきた頃、彼らの一人から「五野さんの説明は、横文字が多くて解りづらい・・・。」と言われました。そのとき初めて愚かさに気づきました。

それからは、コンセプトを解りやすい言葉と世界観に置き換えビジョンを共有することにしました。同じように、年齢のギャップを超えてコミュニケーションをしたいという願いにキャラクターは確実に答えてくれます。

多くの人が関わるプロジェクトでは、本質をみんなに伝えようと奮闘しても空回りしがちです。だからと言って、難しく解りづらいたくさんの専門用語を使っても心には届きません。私はそのときにほど、物事をわかりやすくカンタンに説明することの難しさを感じたことはありませんでした。
この体験が私たちが大切にする「わかりやすくカンタンに」という発想につながっていきます。そして世界観を創ることがいかに大切なことなのか、身をもって痛感した出来事でした。今ではこの失敗の体験がキャラクターを創る上で、大切な要素の一つになっています。

ソーシャルコミュニケーションの時代
飲食のプロジェクトのお店がオープンをしたあと、もう一つ大きなことに気づきました。その頃はブログも一般化して、ソーシャルコミュニケーションという時代の下地はでき上がっていました。キャラクターとストーリー性がある世界観はネットの中でも、多くの人が口コミの話題にしてくれました。世界観がしっかりしてると、多くの人に想いが伝わるんだと感じた出来事でした。

それからは、ブログを見てユーザーが求めているものは何であるか発見できたり、その店のファンになったくれたお客さまがブログをアップしてくれることも増えています。ですから、その中から答えを探っていくことも可能です。それはこの現象を体験しないとわからなかったことですが、キャラクターで創る世界観はソーシャルメディアでとても相性がいいということです。